難病利用者様への支援

難病対応居室平成29年3月設置

当センターでは、新棟完成に伴い上記の居室を新設しました。
病院ではなく障害者の福祉施設で、喀痰吸引等事業者の登録を受け、常勤医師(内科)を配置し、介護職員に加え看護師も夜勤体制をとっています。

対応居室

入所 個室2室
短期入所 個室2室

※難病の方のご希望がないときは、他の方にご利用いただきます。

ALS等難病ご利用者の受け入れに関するガイドライン平成28年6月

日常生活
  • 全面介助の対応が可能です。
  • 集団生活において迷惑行為がないことが原則となります。
コミュニケーション

重度のコミュニケーション障害の対応が可能です。※

栄養

経鼻経管又は胃瘻での管理が可能です。

※入所前に当施設での交換が可能なものにしていただく必要があります。

IVH(中心静脈高カロリー輸液)は受け入れできません。

※身体介護時に抜けてしまうなどリスクが高く、緊急挿入や緊急受診が困難なためです。

排泄

バルンカテーテル留置の管理が可能です。

※入所前に当施設での交換が可能なものにしていただく必要があります。

呼吸

気管切開での人工呼吸器管理が可能です。

※呼吸状態が不安定で、細かい呼吸器設定の変更が必要な場合は、対応できません。
呼吸状態が不安定で治療を要する程の酸素吸入や、医療従事者でしか許可されないような喀痰吸引(気管カニューレ内部を超えるような喀痰吸引など)を頻回に要する場合は対応できません。

その他

附属診療所医師による治療が原則となります。

※指示による外部治療は対応が可能です。ただし、短期入所は除きます。
入院加療が必要とされた場合、受け入れ可能な病院と、ご家族の協力が必要になります。

夜間帯(19時~翌7時)の勤務者は、介護職員は棟ごとに1名、看護職員はセンター全体で1名です。

※医師の当直はありません。

理学療法士・作業療法士による個別のリハビリテーションは、週当たり20分程度です。

上記のほか、受け入れに当たっては事前の面談や診療情報提供書など、より詳細な情報に基づいて総合的に判断させていただきます。

問い合わせ先

生活支援部生活支援課堀川・大竹

伊勢崎市波志江町3030-1

電話0270-24-2678(代表)

難病ご利用者支援基本方針

  1. 県立施設として緊急時の受け入れ態勢を整備し、安全・安心な施設生活を提供します。

    セーフティネットの機能を生かし、緊急時や災害時などの受け入れ態勢を整えます。

  2. 各種スイッチを検討し、ナースコールが使用できる環境を工夫します。

    ご利用者が意思伝達装置用スイッチとは別にナースコール用スイッチを使用できるよう可能な限り配慮します。

  3. 機器の設置は可能な限りご自宅に近い環境で提供します。

    環境制御装置などが使用できるよう設定するとともに、テレビやベッドなどの位置を工夫します。

  4. コミュニケーション支援を行います。

    群馬県立義肢製作所と連携し、各種重度障害者用意思伝達装置の使用練習、各種スイッチの試用、透明文字盤の使用訓練や作成などを行います。

  5. 離床の機会を提供し、日中の活動の充実を図ります。

    希望される方には、離床の機会を提供し、クラブ活動や行事への参加、施設内外の散策など、余暇活動の提供を行います。

※設備や器具等の費用については、自己負担が発生するものがあります。